アダルト・コンテンポラリー

 1980年代ソウルがブラック・コンテンポラリーと呼ばれたのに対して、静かなバラードやジャズ寄りの大人のR&Bです。

 単純にひとまとめにアダルト・コンテンポラリーと呼びますが、大人向けなロックなども含まれますので、細かいジャンル分けがあり、R&B/ソウルはアーバン・アダルト・コンテンポラリーと呼ばれました。

 今で言うネオ・ソウルに当たるジャンルと言っても良いでしょう。

 アーバン・アダルト・コンテンポラリーと言えば、北部のオハイオ州産まれのアニタ・ベイカーです。動画は1988年の曲です。


アニタ・ベイカー

 一方で、リンダ・ロンシュタットと、1970年代後半に結成された南部のルイジアナ州ニューオリンズ出身のファンク色の強かったR&Bバンド、ネヴィル・ブラザーズのアーロン・ネヴィルとデュエットした曲は、同じアダルト・コンテンポラリーでもリンダが白人だからかソフト・ロックというジャンルでヒットしました。文字数の関係でリンダ&アーロンと略しています。動画は1989年にリンダ・ロンシュタットとアーロン・ネヴィルが、1980年のバリー・マンの曲をカバーしたバージョンです。


リンダ&アーロン

ブラックミュージック研究所

ブラックミュージック研究家のNaoya Moroが運営する、主にブラックミュージックの歴史を研究するサイト。 黒人霊歌から、ブルース、ジャズ、ゴスペル、サザン・ソウル、ノーザン・ソウル、ファンク、ニュー・ソウル、ディスコ、ヒップホップ、ニュージャックスウィング、ヒップホップ・ソウル、ネオ・ソウル、クランク、クランク&B、トラップ、トラップ・ソウル、オルタナティブR&Bに至るまで研究をしています。

0コメント

  • 1000 / 1000