エレクトロ・ファンク

 エレクトロ・ファンクはローランドのリズムマシン、TR-808を使って作った音楽を指します。

 真っ先にTR-808をR&Bに取り入れたのはマーヴィン・ゲイでした。

 ヒップホップではTR-808を真っ先に取り入れたのはアフリカ・バンバータで、オールドスクールを代表するヒップホッパーですが、エレクトロ・ファンクの先駆け的な存在でもあります。

 どちらも1982年でした。

 1980年代の中盤にはTR-808を使わないでも、打ち込みのドラムビートや電子ドラムを使ったディスコ・ミュージックはまとめてエレクトロ・ファンクと呼ばれる様になりました。

 またシンセサイザーを使っているディスコ・ミュージックもエレクトロ・ファンクと呼ばれました。と言うよりは1980年代後半のディスコ・ミュージックは、全部エレクトロ・ファンクと呼ばれたと言って良いでしょう。

 プリンスは北部のミネソタ州ミネアポリス産まれで、ミネアポリス・サウンドを作りました。動画は1989年の曲です。


プリンス

 クライマックスはカリフォルニア州ロサンゼルス出身のガールズバンドです。動画は1984年の曲です。


クライマックス

 注意点は、当時はエレクトロ・ファンクとは呼ばずに、これらの音楽は単純にディスコ・ミュージックと呼んでいました。

ブラックミュージック研究所

ブラックミュージック研究家のNaoya Moroが運営する、主にブラックミュージックの歴史を研究するサイト。 黒人霊歌から、ブルース、ジャズ、ゴスペル、サザン・ソウル、ノーザン・ソウル、ファンク、ニュー・ソウル、ディスコ、ヒップホップ、ニュージャックスウィング、ヒップホップ・ソウル、ネオ・ソウル、クランク、クランク&B、トラップ、トラップ・ソウル、オルタナティブR&Bに至るまで研究をしています。

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